Debian GNU/Linux 6(Squeeze)の管理


[ chroot ]


aptパッケージ管理


Squeezeでは、aptは標準設定で自動的に推奨パッケージ(Recommends)をインストールする(リリースノートの2.1.4. パッケージ管理より)。従来はインストールされなかった推奨パッケージが入るのが嫌な場合、/etc/apt/apt.confに以下の記述を加えておけばよい。ファイルが存在していない場合は新規作成する。

APT::Install-Recommends "false";

ビープ音制御


■ ビープ音を止める

# サウンドドライバモジュールがマシン依存のため、以下の記述もマシン依存かもしれない。
# ThinkPad X40での設定。

/etc/modprobe.d/blacklist.local.conf (なければ作成する)に、以下の記述を行う。

blacklist pcspkr
blacklist snd_pcsp

Freeではないファームウェア


Squeezeのリリースノートによれば、freeでないハードウェアのファームはnon-freeセクションに移動したらしい。私は従来からcontrib/non-freeも使用していたので、同様の設定を行う。

/etc/apt/sources.list の各リポジトリ行にcontribとnon-freeを追加する。

deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ squeeze main contrib non-free
                                                 ^^^^^^^^^^^^^^^^^
                                                 これを各行に追加。

そして、基本的なファームウェアをインストールする。

squeeze# apt-get install firmware-linux firmware-linux-free firmware-linux-nonfree

■ Realtek LAN/WLANカードファーウウェア

以下のようにインストールする。(工人舎製SH8KX08B/ThinkPad X100e/ThinkPad L412ではRealtek LANを使用していた。)

squeeze# apt-get install firmware-realtek

ネットワーク管理


■ IPv6の無効化

SqueezeではIPv6はモジュールではなくカーネルに組み込まれている。このため従来のやり方では無効化できない。

/etc/sysctl.d/ipv6.conf を以下の内容で作成する。

net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1

再起動すると、IPv6が無効化されている。


コンソール制御


Squeezeでは、コンソールの設定は/etc/kbd/configで行うようだ。また、リリースノートによればX-Windowも制御が独立しておらず、Linuxカーネルが制御を行っているらしい。

■ Caps_LockキーをControlキーに置き換える

/etc/console-setup/remap.inc に以下のような記述を追加する。

keycode 58 = Control

以下のコマンドを実行する。

# dpkg-reconfigure keyboard-configuration

そして、システムを再起動する。

コンソールでのkeycodeを調べる方法(参考)

コンソールにて、以下のコマンドで調べる。

squeeze# showkey

上記コマンド実行中、入力したキーのkeycodeが出力される。コマンドを終了させるには、10秒間キー入力しなければ良い。

■ コンソールフレームバッファトラブル対処

Intelチップセットなマシンの場合、Squeezeでデフォルトのi915ドライバ、かつKMS ONで使用すると、外部ディスプレイにうまく表示されずちらついたり、システム起動時にフレームバッファに切り替えた時から外部ディスプレイ出力できなくなる問題が発生。これを対処する。

チップセットi810(ThinkPad X40)

videoチップセットドライバがi810となるように設定する。

/etc/modules にi810を追加。

  :
loop
i810

カーネル起動時にフレームバッファはi810を使用するようにする。

/etc/default/grub

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet"
  ↓
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet video=i810"

以下を実行。

squeeze# update-grub

そして、システムを再起動する。

i915だが、KMS ONでは外部ディスプレイ出力ができない(工人舎 SH8KX08B)

/etc/modprobe.d/i915-kms.conf に以下の設定でKMSをOFFにする。

options i915 modeset=1
  ↓
options i915 modeset=0

そして、システムを再起動する。

■ コンソールで高解像度画面を使用する

uvesafbを使用する。v86dパッケージが必要。

/etc/initramfs-tools/modules を修正し、カーネル起動時にuvesafbとfbconを組み込む。以下の2行を追加する。

uvesafb
fbcon

/etc/modprobe.d/uvesafb.conf (なければ作成する)にてuvesafb解像度を設定する。以下は1024x768で16bitカラーの例。(使用しているディスプレイの解像度と色深度に合わせて変更する。)

options uvesafb mode_option=1024x768-16

/etc/default/grub でカーネルがuvesafbを使用するように変更する。

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet"
    ↓
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet video=uvesafb"

v86dパッケージをインストールする。

squeeze# apt-get install v86d

initramfsgrub を更新。

squeeze# update-initramfs -u
squeeze# update-grub

そして、システムを再起動する。

■ スクリーンセーバー設定

画面を暗くする(スクリーンセーバー起動)までの時間はBLANK_TIME、その後ディスプレイ電源OFFまでの時間はPOWERDOWN_TIMEを分単位で設定する。電源を切るためにはBLANK_DPMSを設定する。

/etc/kbd/config の以下の記述部分を書き換える。

BLANK_TIME=30
BLANK_DPMS=powerdown
POWERDOWN_TIME=10

設定を反映させる。

squeeze# dpkg-reconfigure kbd

そして、システムを再起動する。上記設定では、コンソールに触らずにいると30分後にスクリーンが暗くなり、40分後にディスプレイの電源が切れる。